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十代目 山口源兵衛 帯匠 誉田屋源兵衛の帯


春錦抄

みわたせば 柳桜を こきまぜて 都ぞ 春の錦なりける                              素性法師

「立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花」 古来より高貴な女性の美しさは華麗な花姿にたとえられてきました。 万葉の世に巫女は袖を振り「振る舞い」を舞って神を呼ぶ。 これは振袖の由来です。そして今も着姿は「振る舞い」と共にあり それも人々に美しい着姿を「振る舞う」ことなのです。日本文化の 核心にある「きもの」日本文化と共に「きもの」は永遠です。  京都で282年続く帯匠、誉田屋源兵衛の十代目 山口源兵衛氏は、 “攻めることで守る”を実証し、 伝統を守りながらも、常に新たな可 能性を求めて挑戦し続け熟練の職人と共に数々の究極に美しい帯を 作って来られました。今展も、長年憧れとともに魅了し続けてきた 誉田屋源兵衛が魅せる「日本の美」を、ぜひご高覧くださいませ。

 

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