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伊藤祐嗣 金工展


落語会の至宝と謳われた八代目・桂文楽。その芸風を継ぐ
噺家「柳家小満ん 遊食会」に仲間入りして五年になります。
落語二席の後、旬の味とお酒を愉しむ和やかな会ですが、
そこでは主にお酒は片口を用いて差しつ差されつ…となりますが、
持ち寄りの片口も様々で、そんな経験から私なりに良かれと
思うものを造っています。
私のモノ作りは常にこのような感じで始まります。
銅鍋の類いも同様です。以前から手がけている燭台も、
いずれ来たる停電に備えて手丈夫なものを造るのも、
日常的に炎を扱う金工家としてのミッションの様に感じています。
ありきたりなモノの美質が高いのは、豊かな生活の証です
身近なモノから質を高めていけば、まだなんとかなるはずです。
伊藤祐嗣

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