終了
松﨑融 箱展
一木から刳り出される、松﨑融氏の魂のかたち。
やさしく、力強く、人の肌のぬくもりが伝わってくるようで、
手にするたびに懐かしく温かい気持ちになります。
深く大胆な赤は、大きく屈託がなく、太陽がそのまま器に
塗り込められたかのような存在感に圧倒されます。
ニューヨークでの個展は話題を集め、東洋美術の専門家が
紙上で絶賛。松﨑氏の作品が世界に認められました。
師も持たず、木漆の仕事に入って40年近くの年月が流れました。
本展では特に、硯箱、文箱、重箱、骨箱、印鑑箱、茶箱や茶櫃など
「箱」に凝縮された松﨑融の木漆の世界をご紹介致します。
人は箱に触れる時、心が躍ります。「 箱 」を通して、
松﨑氏の木工の魅力といえる巧みな造形力をご高覧くださいませ。