矢澤 金太郎(やざわ きんたろう)

Kintaro Yazawa


1946年  東京都杉並区生まれ
1976年~1977年 “ 信州大学繊維工学部繊維工学科卒業後、
渡仏パイプオルガン制作の第一人者、マルク・ガルニエに師事 ”
1977年  宮崎に工房を設立
1990年  日本工芸会正会員に認定
1992年~ “ 公募展への出展をやめ、もっと身近な日々の生活を楽しめる家具や
木工品の製作に注力、現在に至る”

国展4回入選
日本伝統工芸展4回入選
西部工芸展朝日カルチャーセンター賞
西部工芸展朝日新聞社賞
英国ジャパンフェスティバル招待出品

フランスの田舎の素朴な家具の影響を受け、ヒノキ、ナラなどの無垢材の質感を大切にした作風。
また、日本古来の指物技法の美を現代に継承し、そこに独自に開発した指物技法、
デザイン等を加味させようと試みています。ヨ-ロッパ的な曲線と日本的な直線との
バランスが絶妙な切れ味を見せます。
日本の伝統木工では、組み手は隠すべきものとされていますが、あえて組み手を表面に見せ、
その強固さと美を追求する矢澤氏。最後に拭き漆で仕上げます。
日本古来の槍鉋、あるいは鑿、特殊な鉋等による独自の表面凹凸削りは
独自の手触りと味わいを醸し出しています。矢澤氏が扱っているヒノキやナラは樹齢100年200年、
それなら矢澤家具は100年200年持つものを作りたい。
と釘を使わずドッシリと存在感のある家具を作り続けています。

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