川岸 富士男(かわぎし ふじお)

Fujio Kawagishi


1952年      群馬県生まれ
1974年      多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業 印刷会社入社
1989年      手描き本「翠花」の製作開始
1991年      季刊誌「銀花」(文化出版局)に「翠花」全10冊が紹介される 初個展開催
1992年      会社を退社し画集に専念
2003年      日本橋三越「安達瞳子の世界の名花・椿物語展」に出展

古い植物図鑑や江戸時代の細密画のような草花の絵。
和綴本、掛軸、巻き物など日本的なものだけでなく、
切手絵(3cm×3cm)やトランプ絵など、美しくてユーモラスな作品も手がけられます。
季刊銀花(文化出版局刊)78号に、「翠花」という和綴本を10冊掲載されて話題になり、
花道家元安達瞳子(とうこ)著「椿しらべ」で挿し絵として41葉の椿の花を描かれました。
日本の四季を美しく彩る細密画からは、その圧倒的な線の細さの中に
息吹くたおやかな強さを感じさせられます。
川岸富士男の作品は、古い植物図鑑を見ているような、
英国のボタニカルアートをも彷彿とさせる作品です。
和綴じ本を開くと独自のデザイン感覚で植物を昇華し、
その繊細な作風は絶妙な味わいを出しています。

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