洛風琳(らくふうりん)

Rakufurin


1952年 創業者堀江政吉の長男、堀江武が京都の帯問屋で修行の後、
京都にて「洛風林」と屋号を改め工芸帯地として独自の作品創りを始める。
1964年 西陣の機業家を集め、研修会や見学会を行う「洛匠園」を主宰し、
次世代の育成に取り組む。
1968年―1970年にかけて三度ほどに分けて海外の染織はもちろん、
文化研究の旅に出向き、染織資料の収集も。
・中南米の旅
・南欧・アフリカ民芸の旅
・台湾各地にて民芸の旅
研究旅行後は、その地で受けた感動を元に帯作りに反映。
1977年 堀江武の長男である徹雄が社長就任。
社長就任以前に設立した工房「おりべ」にて、帯の制作を続けると共に
「洛匠園」の意思を継ぎ「洛風会」とし、勉強会や研究会を主宰。
その後、二代にわたって収集した参考資料を展示・保管・研究するべく
「おりべ」の敷地内に「染織資料館 織園都」を設立。
2011年 堀江徹雄の長女 堀江麗子社長就任。
社長就任以前から、創業当時から同人として帯作りに携わっていた勝山織物5代目の勝山健史氏と、
洛風林資料館所蔵の古代裂に見る美しさを求め、養蚕からこだわった絹糸を使用したものづくりを始める。

永い西陣の伝統の中で、「真実に美しいものは常に新しい」と、工芸の道の無限の美を追求する洛風林の帯。
日本の伝統美に独自の美意識を織り重ね、洗練された趣向を凝らした作品は常に新しい美との出会いを感じさせます。

白洲正子さんや伊兵衛工房の高林淑子さんをも魅了した、洛風林の世界をご高覧下さい。

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